コラム⑥: 夏の集中ABA?

2019年08月21日

もうすぐ夏休みも終わり2学期が始まりますね。どのような夏休みを過ごされましたか?

この夏は私達にとって特別な夏でした。2010年から慣れ親しんだ白金台から、慶応大学三田キャンパス近くのビルに移りました。ご家族からは「白金台 ABA」で検索されたと伺ったことがありましたが、これからは「三田」で、ABA療育の活動を広げ、新しいプログラムも提供していきたいと考えています。

今夏は、海外から一時帰国されたお子さんや英語を母語とするお子さんが何人も通われて、英語が飛び交う賑やかな毎日でした。また、夏休みを利用して、セッションを追加されたり、フォローアップにいらしたりするお子さんが、例年以上に多かったのも印象的でした。

私は常々、ABA療育では時間数より質が大切だとお伝えしていますが、さすがに週に3回、4回通われると、やはり療育の成果は顕著です。特に、「じっとしていません」、「嫌だと大声を出します」、「パニックになります」などの行動の問題は、改善が目覚ましい。お子さんにとっても、親御さんにとっても、さらにセラピストにとっても、とても rewardingな(達成感のある)経験になりました。

私達の療育は、ご家庭訪問型ではないので、センターに通っていただかなければなりません。猛暑の中の送迎は、頭が下がる思いでいっぱいですが、集中的なABA療育の“魅力”は、できれば皆様に体験していただきたいですね。[橘川]